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世界遺産について
世界遺産とは

世界遺産条約(正式には『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』)で「顕著な普遍的価値」を有すると認められた文化や自然のこと。人類共通の財産として保護し、後世に伝えていくため世界遺産リストに登録されています。世界遺産は、人類の歴史において生み出され受け継がれてきた遺跡や建造物などの文化遺産、地球の生成によってもたらされた自然景観や生態系などの自然遺産、文化遺産と自然遺産双方の価値を持つ複合遺産に分類されています。私たちは、この四国の地に伝わる「へんろ道文化」を、人々の多様な共存、共生社会への道筋を示す平和のシンボルとして世界文化遺産登録を目指しています。

参考サイト

※公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

http://www.unesco.or.jp/isan/about/

※文化庁

http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/sekai_isan/

※「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会

http://88sekaiisan.org/

※文化遺産オンライン

http://bunka.nii.ac.jp/special_content/world
世界遺産登録までの道のり

日本国内の暫定一覧表に記載される(平成28年度中に記載目標)

日本政府による世界遺産への推薦候補を記載した「世界遺産暫定一覧表」を世界遺産委員会に提出

●推薦準備作業(顕著な普遍的価値の証明、文化財指定・選定等)

●準備が整った資産から順次推薦を決定
◆文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会世界文化遺産特別委員会
◆文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会
◆世界遺産条約関係省庁連絡会議において決定

世界遺産委員会へ推薦書(暫定版)提出[毎年9月30日期限]
※世界遺産センターによる形式審査

◆文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会世界文化遺産特別委員会
◆文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会
◆世界遺産条約関係省庁連絡会議において決定

世界遺産委員会へ推薦書(正式版)提出[毎年2月1日期限]

専門家で構成された国際非政府機関(イコモス:国際記念物遺跡会議)による審査[約1年半の審査]
※この間にイコモスによる現地審査含む)

イコモスによる評価結果の勧告(例年5月)

世界遺産委員会で登録の可否を決定[推薦翌年の6~7月]
〈世界遺産委員会の決議は、次の4区分〉




①記載(Inscription): 世界遺産一覧表に記載するもの。


②情報照会(Referral): 追加情報の提出を求めた上で次回以降の審議に回すもの。

③記載延期(Deferral): より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。推薦書を再提出した後、約1年半をかけて再度イコモスの審査を受ける必要がある。

④不記載決議(Decision not to inscribe): 記載にふさわしくないもの。例外的な場合を除き再推薦は不可。