「四国へんろ道文化」世界遺産化の会では、主に以下の活動を行っています。
- へんろ道 体験イベント
- 「へんろ道を歩いてみたい」そんな声を受け体験イベントを開催しています。自然と地域の人々とのふれあいを通じ、歩き遍路の思いを感じます。
- シンポジウム・フォーラム等の開催
- 「遍路文化」は、歴史、風俗、福祉など、社会のあらゆる要素を含んでいます。様々なテーマで、深く語り合います。
- お接待
- 「お接待」は、四国に残るおもてなしの心。大切にしたい文化です。見返りを求めない無償の行為で、慈しみと感謝の心を磨きます。
- へんろ道の復元
- へんろ道は文化を結ぶ地域の宝。時代を経るうちに使われなくなったへんろ道の復元・保存に取り組んでいます。
- 署名・キャンペーン活動ほか
- へんろ道文化の素晴らしさ大切さを広めるため、地域の活性化なども考えながら、署名やキャンペーン活動などを行っています。
- 四国遍路に関する諸団体とのネットワーク
- 思いを共にする四国遍路関連の様々な団体とネットワークを組み、協力体制を作りながら様々な活動を行っています。
2014年活動
■1月25日 第一回ボランティア作業(旧へんろ道(宿毛街道中道)復元整備)
地域活性化に資するとともに世界遺産登録を目指して“旧へんろ道(宿毛街道中道)復元整備事業”に取り組みました。
■3月15日 年次フォーラム「四国遍路の魅力と遍路道の保全」が開催
松山市のコムズにおいて四国遍路の魅力と遍路道の保全をテーマに年次フォーラムを開催しました。最初に第4番札所大日寺の住職で四国大学の真鍋俊照・文学部教授から「四国遍路救いと癒しの旅」と題して基調講演をしていただきました。パネルディスカッションでは、遍路道として初めて国史跡に指定された徳島県阿南市の文化振興課・向井公紀主事や加茂谷へんろ道の会・横井知昭会長ら関係者が史跡指定までの取り組みを紹介。
■5月25日 「第7回へんろ道体験クリーンウォークin三坂峠」開催
約100名の参加者をスタート時間別にA・Bの2班に分けて約10キロの旧へんろ道をウォーキング。ゴミ拾いや、地元の協力団体によるお接待、クイズラリーも行いました。今回は大黒座にてピアノコンサートによるお接待も好評でした。新企画の3㎏、5㎏のお米を担いで歩く「しょいこチャレンジ」では8人の方がチャレンジし見事に全員完歩しお米をプレゼント。
2013年活動
■1月27日 年次フォーラム開催
四国遍路の世界遺産登録に向けての取組について話し合う、年次フォーラムが松山市のえひめ共済会館で開催されました。
当日は愛媛県の担当者の方から、世界遺産の意義やユネスコへの登録申請までのプロセス説明や、また文化財としての調査や保護について詳しい経過報告がありました。
その後に行われたパネルディスカッションでは、香川からNPO法人遍路とおもてなしのネットワークりの梅原利之理事長、高知県商工会議所女性会連合会の古谷純代会長、徳島共生塾一歩会理事長代理の宮本光夫氏、それと当会の代表世話人小山田憲正が登壇しました。
■4月27日 通常総会開催
事務局を設置している星企画(株)内の会議室で2013年通常総会が行われました。
■5月26日 「第6回へんろ道体験クリーンウォークin三坂峠」開催
一般参加者92名とスタッフ25名、合計117名が参加し、久万高原町の三坂峠から松山市久谷地区までの約10キロを歩きました。
各班別に指定した地域でゴミ拾いを行い、分別して回収しました。休憩場所では地元の協力団体によるお接待も実施しました。また、道中の8箇所に遍路道や地域文化に関するクイズを掲示し、参加者に解答してもらうクイズラリーも行ったところ大好評。また今回は特別企画として、今治の野間馬ハイランドさんから「野間馬」2匹が出演。
■6月12日 平成25年度総会開催
徳島市で「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の平成25年度総会が開催され、平成28年度までに暫定リスト記載を目指す中期目標が合意されました。当会からは小山田代表と阿部世話人、松木の3名が参加しました。
■9月19日・20日 徳島県勝浦町・阿南市 遍路道視察
9月19日と20日の2日間で、国史跡に指定された「阿波遍路道~鶴林寺道・太龍寺道・いわや道~」と「最古の遍路道・かも道」を視察しに伺いました。
2012年活動
■4月14日 通常総会を開催
総会は会員24名(委任状38名)が出席。事業報告ならびに収支決算報告、次年度度の事業計画ならびに収支予算、役員選任などが協議され各議案が了承されました。また、各実行委員会の活動内容等が報告されました。
■5月27日 「第5回へんろ道体験クリーンウォークin三坂峠」開催
一般参加者は78名、松山大学Museの学生18名を含めスタッフ31名をいれて合計109名の方々が参加しました。今回は新しい企画で三坂峠や久谷界隈にまつわる伝承などをテーマにしたクイズスタンプラリーを実施し、全問正解者には抽選で久万高原町のお土産を進呈しました。
■10月21日 南予いやし博へんろ道ウォークを開催
宇和島市津島町の「やすらぎの里」をスタート&ゴール地点として当会などが復元事業のお手伝いをした松尾峠・野井坂などの旧遍路道など約18㎞を歩くイベントが行われました。当日は一般参加者137人、9箇所に設けた54名のお接待スタッフ、また運営要員として地元団体などから33名、合計224名の方が参加されました。(10月17日付の愛媛新聞で、いやし博へんろ道ウォーク&「野井坂旧遍路道復元事業」が紹介されました。)
■お接待委員会活動
当会では遍路文化の大事な要素である「お接待」を定期的に実践していますが、今年度はこれまで三回のお接待を実施しました。会員による生搾りみかんジュースやお菓子を振る舞い、遍路道文化の世界遺産登録活動をPRしました。
2011年活動
■4月16日 通常総会開催
松山市・星企画(株)内の会議室にて2011 年度通常総会が行なわれました。
■5月22日 第4回「へんろ道体験クリーンウォークin三坂峠&土佐街道馬子唄」開催
参加者はA班48名、B班46名の合計94名とスタッフ20名が参加しました。三坂峠で馬子唄保存会の方達の歌や演奏を楽しみ、道中の案内ガイドやお接待、また「衛門三郎伝説」の紙芝居などを行いました。
■8月8日「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の総会開催
四国遍路の世界遺産登録を目指して四国4県などによる「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の平成23年度総会が、8月8日に高松市の全日空ホテルクレメント高松で開かれ、会則の変更や23年度の事業計画などが協議されました。当会からは松木事務局長が参加しました。
■10月05日 「野井坂へんろ道復元事業」の実施
9月24日・25日の両日に渡って「野井坂へんろ道復元事業」の一般参加者による作業が行われました。
■10月10日 第三回目のお接待実施
第三回目のお接待を仙遊寺で行いました。参加人数は当会員2名とお手伝いしてくださった方合わせて13名が参加し、特製のお味噌汁と焼き芋のお接待をしました。当会の署名活動やパンフレットを配布するなど、当会活動もPRしました。